農道のポルシェはどうなる?

4月の「スバル、軽自動車の開発から撤退」発表から、何故かスバルの軽自動車が愛おしく感じてなりません。

スバルの軽自動車というと、現行車ではR1、R2、ステラ、プレオ、サンバーですが、シェア1位、2位争いをしているS社とD社より車種も少なく、「事なかれ主義」ではない個性的な車ばかりなのは事実。

最近のニーズは

(1)チョイワル系
(2)トールワゴン
(3)カワイイ装備満載


の、いずれかですから、デザインに走ったR1、R2の苦戦は相当痛手だったことでしょう。

何しろデビュー時期が悪すぎました。
世間ではトールワゴン系が大ヒットしていて、各社居住空間をタップリ確保した「似た様な車」ばかり出してきていた時期に、スペシャリティー要素を前面に出したR1、R2で勝負を挑んできたのは無謀だったのかも知れません。
(あの独特のフロントマスクに引いた方も結構多いという話も・・・)

スペシャリティー要素の車と言えば、M社の「i」が好例ですが、2005年のモーターショーでカットモデルを見て「ヤラレた!」と思いました。
パッケージングもメカニズムも斬新・・・その分コストが高めでしたが、売れまくりましたね。
 
後にS社やD社からも「スペシャリティ要素」を加えたセルボやソニカがデビュー、R2もフェイスリフトをして応戦しましたが、もともとラインナップが充実している両社にはかなわず、苦戦を強いられました。

でもねえ、スバルの軽自動車って乗ってみると、良いんですけどねえ・・・。
S社やD社の軽自動車に乗った事がありますが、エンジンのフィーリングが違うんですよね。
(軽自動車 同クラス唯一の4気筒エンジン、他社は3気筒)
パッケージングも秀逸で、前後のタイヤの位置が把握しやすいし、視界も意外と良くて運転しやすいし、あの車枠でバタつかない足回りには感心。

一般的なCVTは、発進加速でつい踏みすぎて回転が上がりすぎたりするのですが、そんなこともなく、一般道の走行ならば交通の流れに無理せず付いていけます。
それにスーパーチャージャーモデルに搭載されている7速マニュアルモードは楽しい!!
R2を代車で借りた時も面白くて、「こんな楽しい軽自動車なんてスバルだけなんじゃないかな?」などとニヤニヤしながら、ずっとマニュアルモードで走っていました。
その分燃費は・・・(汗)
こんなマニアックなところが、逆に一般ウケしなかった要因の1つなのかも知れません。

そんなスバルの軽自動車ですが、今回の撤退発表後、特に問い合わせが多かったのが「サンバー」だったそうです。

画像


先日の記事
でも書きましたが、「赤帽」専用車両や、JAサンバー(現在は撤退。仕様を引き継ぎサンバートラックTCプロフェッショナルとして販売中)、桐生工業が手がける冷凍車、三転ダンプなど、特装車両も豊富で需要も多いのは事実。
しかも、サンバートラックははクラス唯一の「スーパーチャージャー」搭載車両もあり、キャブオーバー型キャビンで乗り降りもしやすく、荷台面積を広く取れる事から、、荷物を積んで走る「お仕事」のためには最適な車です。
また、スムーズで静かな四気筒エンジンをリアに置き、四輪独立懸架サスペンションで乗り心地も良いということで、根強い人気を誇っているのも納得できます。

画像

スーパーチャージャーモデルは、軽トラックにしては大きな動力性能に加え、四輪独立懸架サスペンション、リアエンジン・リアドライブ(RR)形式の組み合わせを着目されて「農道のポルシェ」などと冗談混じりに評されることもあった(特に660cc化後は、ポルシェ・911に似た排気音をたてる)

【スバル・サンバー : Wikipediaより一部引用】

こちらの高原レタスで有名な某村では、本物の「農道のポルシェ」がいるようですね。
ちなみにドライビングシューズはファーマーズブーツ(笑)

# 記事作成にあたり、軽トラックについて調べていましたら、素晴らしいサイトがあったので、リンク貼っておきます。
軽トラック研究会

これだけ特徴的で、なおかつ根強い人気を誇っているモデルを、早々とD社からのOEMに切り替えられるとは思えません。
商用車・・・特に農業関係者はずっと「サンバー一筋」なユーザーもいますし、私の住んでいる田舎町でも、新旧サンバートラックを農道や農作業現場で良く見かけます。
個人商店なども、肉、魚の仕入れ用に保冷車を使っているのですが、やはりサンバーが多いですね。
まあ、商用車に縁のない方にしてみれば、別にサンバーじゃなくても関係ないのかも知れませんが、「サンバーでなければダメ!」と言うユーザーがいる事は事実。

スバルによれば2012年までは生産を行うようですが、その後についてはT社とD社との間で協議され、仕様が決定されるとの事です。

そう言えば、先日書店でBCの姉妹紙であるFと言う雑誌を読んだのですが、スバルの軽自動車撤退について特集が組まれていました。
このBCと言う雑誌は、意味不明な実験を行ったり、偏った記事が多く、好きになれませんでした。
何とかというギネス記録を所持している方と関わりがあるところも・・・
スバル嫌いの記者が多いのか、スバルに対して酷評する様な記事も多く、どうも特定のメーカーに肩入れしているようで嫌いなんですよ。
そんなわけで、このBCとFは一度も購入した事はありません。基本立ち読み、記事の内容は「疑いフィルター」に引っかかりっぱなし(木亥火暴)

その特集記事に、こんな事が書かれていました。

サンバーシリーズは固定のファンを持っていて、常にコンスタントな販売をマークしている。
それらのユーザーにとってはダイハツのOEMでは役不足 、と感じるハズ。


ほっほ~~~う! やっぱりここの記者は「スバル嫌い」 だわ。(確信)




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この記事へのコメント

  • 奇妙な青

    自動車雑誌って他と比べても誤植だの何だの多い気がします。その程度の人材しか入ってこないのか採っていないのかは知りませんが、編集上がりのナントカにトンデモがいるのも仕方が無いのかもと思うことが。
    2008年05月31日 19:49
  • 国産車乗り

    D社はコペンだけ4気筒ですね、そのかわりミラバンもDOHC3気筒エンジンです(笑)。

    あとM社のパジェロミニも4気筒で、他に何かあったかな?

    BCはトヨタとスバルのFRスポーツを持ち上げていたり特集も組んでますが……。

    それよりも、毎回スバルのデザインを失敗だとコラムで書いてるDのライターがねぇ、よく飽きないものです(笑)。
    2008年05月31日 20:22
  • DeepSky

    奇妙な青さん。
    誤植や写真の貼り間違いとかは良くありますねー。その他、ライターの勝手な思いこみとか勘違いとかもありますし。
    サルファーフリー軽油の供給が開始された時も、1年ぐらい「日本の軽油の質が問題」なんて言ってましたし。
    編集上がりのナントカ・・・う~ん、まあ、あの方に限らず、そう言うのは多い様な気はします。

    国産車乗りさん。
    そう言えばそうでした。コペンと子パジェロは4気筒でしたね。
    どちらも他社にも4気筒が存在していた頃の継続車種ですから、まだあるのでしょうね。
    最近は3気筒になっているのはコストダウンの影響でしょう。
    スバルのデザインはMCの度にいろいろ言われますから、もう慣れっこって感じですが、相当嫌いなんでしょうね。だったら書かなきゃ良いのに。(笑)
    2008年05月31日 22:44
  • P307HDi

    昔、ウチにも「営農サンバー」がありました。
    しかも「交流100V発電機付」という仕様で、停電のときはもちろん畑の隅で電動工具を使わなきゃいけない時とか、活躍してました。
    私が運転を覚えたのもアレだったなぁ(笑)

    それにしてもこの記者は、プロとしての「力不足」ですねぇ。
    2008年06月01日 19:40
  • ながみ@GF8C

    #今日は落ち着いてるので(大抵、前日…の方が忙しいので)ちょっと浮上…昼に拝見はしてるんですが、ケータイではカキコする気になれず(爆)
    >「役不足」
     ワタシも勘違いしてましたが、意味が…ですよねぇ。
     奇妙な青さんがお書きですが、やっぱ、クルマ関係…ってジャーナリズムが成熟しきれていないのかも…正直、ネットの方がよほど良いソースがありますし(爆)
    #「選別眼」は必要でしょうけれど

     「S/Cのサンバートラック」…ワタシもネタにしましたね…更に濃いいの(笑)↓
    http://minkara.carview.co.jp/userid/193663/blog/5228505/
    #ECVT…はサンバーでは電磁パウダークラッチにトラブルが多かったらしく、後にスズキ製の3A/Tに変更になっているハズですので

     今年も…ドッチも恐らくM/Tですが、先代の前期(丸目なので)と、現行の中期(台形のダミーグリルなので)…のお客さんが来られましたよ。ちょっと撮る機会がなくて(爆)画像に残せませんでしたが(核爆)
    2008年06月01日 21:46
  • ながみ@GF8C

    #書き忘れたので追記(爆)
     分家でお友達登録させていただいている「brat」さんのエントリ↓
    http://minkara.carview.co.jp/userid/189467/blog/8913127/
     に入っているコメントを見ていただきますと、「火の玉オジサン(爆)」こと辰巳英治氏の御話に触れられてますね。
    #ヒョ(ryも同席してたようですが(爆)
    2008年06月01日 21:51
  • DeepSky

    P307HDiさん。
    交流100V発電機付と言う事は特装車両だったのですね。
    スバル(正式には桐生工業)は、こう言った特装車両も多く手がけているので、サンバーが無くなったら困る人も多いと思いますよ。
    プロ意識・・・過去のディーゼル関係の時もそうでしたが、正しい知識も身につけないまま、堂々と間違いを書く「役者不足」なライターが絶えませんでしたね。
    2008年06月02日 00:15
  • DeepSky

    ながみさん。
    お仕事お疲れ様です。ツバメの効果バツグンの様で。(謎爆)
    私も最近は雑誌の情報ってあまり興味ないんですよね。大抵「最高出力が」「排気量が」みたいなハイエンド特集ばっかりで、先日の「濃いぃ~」雑誌のように良質なものはほとんど無いですからねえ。

    >「S/Cのサンバートラック」
    あはは・・・濃いい記事、先に書いていたのですね。失礼しました。たしかにECVT+AWD+S/C仕様の軽トラなんて唯一無二ですねえ。そんな軽トラを出してしまうスバルもすごいですが(爆)
    サンバーについては、ながみさんの方が遭遇率が高いと思われるので、珍しいのを見つけたら捕獲お願いします。(笑)

    >「brat」さんのエントリ
    サンバーはスバルの原点と言う言葉には同感!
    ただし、ヒョも同席していたとなると内容はかなり・・・(略)
    2008年06月02日 00:43
  • 通行人

    アホトヨタが廃止にして、サンバーだけでも再販望みます
    2016年10月06日 00:12

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